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2011アジア杯 死闘の準決勝 そして決勝へ!
数日ぶりに質の高い睡眠をたくさんとれて心身共にスッキリしている灯夢ユウキです!
そして、昨夜のアジア杯の準決勝韓国戦ですが、いやぁ~~~ッ……
ホント死闘という表現が適切といった感じに激しい戦いになりました!
まずは韓国戦のメンバーから☆
GK: | 1 | 川島永嗣 |
---|---|---|
DF: | 3 | 岩政大樹 |
4 | 今野泰幸 | |
5 | 長友佑都 | |
6 | 内田篤人 | |
MF: | 7 | 遠藤保仁 |
10 | 香川真司 | |
→ | 13 細貝萌(後半42分) | |
17 | 長谷部誠 (cap) | |
→ | 15 本田拓也(延長後半12分) | |
18 | 本田圭佑 | |
FW: | 9 | 岡崎慎司 |
11 | 前田遼一 | |
→ | 2 伊野波雅彦(延長前半16分) |
サブ: | 21 | 西川周作 |
---|---|---|
23 | 権田修一 | |
12 | 森脇良太 | |
20 | 永田充 | |
14 | 藤本淳吾 | |
16 | 柏木陽介 | |
19 | 李忠成 |
以上のようになっています♪
交代表記に『延長』とありますが、そうです、韓国戦は延長に突入。そして結果PK戦にもつれ込みます。
まず日本と韓国、お互いにDFのセンターバックを出場停止で欠く布陣。なので、守備には不安があるものの、攻撃力で結果を手繰り寄せる方向性考えているのはありありとわかります。
今まで日本は『決定力不足』がずっと叫ばれてきましたが、昨年のW杯に参加したあたりから得点はけっこう獲れるようになってきました。
今回のアジア杯は良い例です。無得点という試合がないですし、それも1点ではなく2点3点と獲れているのは成長の証しでしょう。
しかし、それは韓国も同じ!
過去から攻撃力では十分な力を持ってますし、その証拠に今回のアジア杯も準決勝まで来てるわけですし、攻撃力では五分と五分でしょう。
その結果PKまで進みます!
まぁ…実力が拮抗していたら仕方がないかもしれませんが、それでもPKはやっぱあまり納得できる形ではないですね。
過去には日本代表監督を務めたオシム監督もPKを嫌い、その場合はロッカールームに帰るという対応をしていたのは、サッカーファンの中ではそんなに古い記憶ではないと思います。
ボクもオシム監督と同じ考えで、PK戦では、キッカーとGK双方の技量が試されるのはもちろんですが、それよりも『運』が大きく支配してしまうので、けして完全にフェアな戦いとは言えないでしょう。
そんな決着であった韓国戦は2-2の同点でPK。そして3-0でGK川島選手が完全シャットアウトでPK勝利という結末でした。
まず、ボクが見た韓国代表ですが、攻撃力はあるものの、いつもの速くDF裏を突く攻撃や中央突破があまり見られませんでした。
それよりもDFラインから的確なロングボールを前線に入れてくる戦術が目立ちます。しかも、強引ポストプレーという感じではなく、ときには裏に流して走り込んだりと、下手にパワープレーでないところが技術の高さを感じますし、事実、けっこう怖い場面も多かったです。
あと、DFのサイドバックも強力でした。特に攻撃力は光ってましたね!
でも、右サイドの選手は元々FWだったらしく守備に難ありで、その裏をDF長友選手が突いて2点目をアシストしたのは、その前のMF本田選手のパスも含め、全てが絶妙のベストプレーでしたね。
逆に、いつもボール際で激しい削りやタックルがあったのが、若干少なかったようにも感じます。それが意図的に大人しくなったのか、それとも、そうせざるを得ない何かがあったのか、そこはわかりませんが若干印象がかわったことは事実かと思います。
そして日本は……
運動量も不安要素のような感じがしてきましたね!
運動量自体が大きな問題ではないでしょう。動ける体力は十分に持っていますが、問題はペース配分と、やはり目指すは90分で決めきる力です。
延長後半にキャプテンのMF長谷部選手が足の不調で交代しました。長い時間走っていたので疲労による筋肉の痙攣かと予想していますが、問題はそこでなく、あの混戦の状況でキャプテンを欠くということです。ボクは2-2の同点に追いつかれた場面は、しっかり意思の疎通ができて、もう少し落ち着くことが出来ていれば失点しなかったと思っています。
今までコラムにも何度も書いているように、現メンバーでのDFは不安定です。ここまで勝は拾えていますが、サウジアラビア戦を除く全てで失点しています。あの場面でも完全にDFラインが深く、しかも完全に受け身。こちらからボールを獲りに行ってないので、韓国に自由に動かれてしまいました。
ザッケローニ監督からはFWを下げてDFを入れるという「守りきる」というメッセージが行っていただけに残念です。
ボクは、この場面は押さえきって2-1で勝つことに大きな意味があったと思います。戦術の理解や実効性など、今後世界と戦っていく場合に必要になる要素が山ほどあるので、延長逃げ切るという場面の経験は貴重です。そこで今回は結果が出ず失点したわけですから、大きな修正ポイントにしてもらいたいですね。
まぁ…守備に難がある中で逃げ切る戦術をとるのですから、ザッケローニ監督も根性がありますね(笑)
でも、ボクが2点目を獲られるのでは?っと思ったのは、MF本田選手とDF長友選手が敵陣でボールキープに入ったあたり。もちろん、あの戦略が悪いというわけではないですが、あのタイミングでやる行動であったかは疑問です。
やって意味がある、ともとらえることは可能ですが、なぜか、TVでスゴク卑怯な絵にボクは見えて、もしかしたら、この流れは正当に点を取ろうとしている側に流れを持って行かれるかも?っと薄ら感じてましたが、正しくそのとおり。
それでも、MF本田選手とDF長友選手のあの戦略を否定することはしません。戦う上では必要であったでしょうから!
ただ、ボールは取られても試合の流れは持っていかれないという、そういう直観的視野、流れと展開を感じる嗅覚が難しいですが、もう少し欲しいですね。
ボクが言うのはなんですが…(汗)
決勝はオーストラリア。もう1つの準決勝のウズベキスタン戦もある程度観ましたが、オーストラリアは6-0で勝つハイパフォーマンスを展開。間違いなく決勝が1番荒れるでしょう。
あとはボディコンタクトで絶対にオーストラリア勝てないこと。TVで観てもわかるあの体格の良さ。まるでラグビー選手みたいです。特に今回は肉弾戦に強いDFは日本にはいません。これは考慮して戦わないといけませんし、おそらくオーストラリアは肉弾戦や空中戦を多く仕掛けてくるでしょう。
ゾーンプレスや人数をかける守備の真価、ここで問われるでしょう。
同時に、日本の攻撃も肉弾戦や空中戦がほとんど効かないということ!
真の意味でパスワークの正確性と速さで、本当の日本の持ち味の攻撃が展開できるかがカギです。ただ闇雲にクロスを上げるというのでなく、韓国戦2点目みたいな素早い崩しと、FW岡崎選手のように裏を突く動きを徹底して攻めたいですね。
そして、決勝で進化の証しに絶対に見たいのは、先制することです!
この大会、不可解なジャッチがあったにせよ、日本は失点が多いです。それもミスがらみで。
オーストラリアは体格差以前に、戦術や戦略がしっかりしていて、攻略は至難の業です。そこに付け加えて失点していれば優勝の可能性は皆無。アジアのタイトルを獲る最低条件に先制点はあげておきたいです。
とは言え、希望的なことを言えば、今回の日本代表は底力があります。不利をひっくり返し、逆境で絶対折れない心があります。
展開を考えた場合、0-0や同点で接戦となり、もはやメンタル勝負となったら日本に勝つ可能性があると感じています。
そしてもちろん、アジア杯優勝の結果しか信じていませんので、その光景を、ぜひ、この眼で観たいものです。
【了】
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